「不気味だった…」《新横浜ホテル殺人》“顔面殴打”男「仲間に入ってこんかった」知人が語った素顔

「おとなしくて、やさしくて、いい子。とても、あんなむごいことをするような人じゃなかったのに……」
容疑者と同じマンションの住人はそう嘆いた─。
9月7日の午後6時20分ごろ、神奈川県横浜市港北区のホテルの一室で、女性の変死体が発見された。
ホテルのクローゼットから女性の遺体
「チェックアウトの時間を過ぎても客が退出しないため、ホテルの従業員が室内を確認すると、クローゼットに入れられた女性の遺体を発見して110番通報。すぐに神奈川県警港北署に捜査本部が設置され、女性と一緒に部屋に滞在していた男性の行方を追っていた。翌日、被害者の死因は脊髄損傷によるものと判明」(全国紙社会部記者)
2日後の9日午後3時50分、同県警捜査一課と同港北署は、京都府京都市左京区に住む職業不詳の土屋京多郎容疑者(24)を殺人と死体遺棄の疑いで緊急逮捕した。
前出のホテルで被害女性の顔面を殴打するなどして殺害、遺棄したというもの。
「土屋容疑者は事件後、新幹線で移動して、どうやら静岡県内の父方の親族のところへ向かったようです。そして9日の朝、同県内の警察署へ親族に付き添われて自首。“女性を殴ったりしたら死んでしまった。その後、ホテルを出た”と自白したのです」(同・社会部記者)
だが逮捕後、土屋容疑者は態度を一変させ、
「被害者との面識はあるが、やっていない」
などと容疑を否認しているという。
京都市で生まれた土屋容疑者は、両親、長男の容疑者、次男の4人家族。’03年、土屋一家は現在の自宅マンションを購入したが、容疑者が小学校低学年のころ、父親の転勤で東京へ移り住んだ。
小学校の同級生によると、
「何度か同じクラスになったし、話をした記憶はあるけど、あんまり覚えていなくて……」
ところが、5年ほどすると、父親を残して母親と兄弟は京都の自宅マンションへ戻ることになる。
ちょっと不思議というか、不気味な感じ
「母親は京都出身やからか、東京になじめんかったようですね。彼らが戻ってからはたまに弟と遊んどったけど、兄貴(容疑者)は仲間に入ってこんかった。ちょっと不思議というか、不気味な感じはあった」(同・マンションの住人)
容疑者は少し内気で、友達との交流も得意ではなかったようだ。また、別の住人は、
「兄は最近見かけなかったから、就職してどこかへ行ったんかなと思っていたんですけど。ここにまだいたんやね」
大学卒業後は、家にひきこもる生活を送っていたのだろうか。容疑者の人となりを知るべく、自宅を訪ねるも、インターホンを押しても反応はまったくなかった。前出の住人から、
「両親は11日に“関東のほうへ行かなければいけないから……と言っていましたから、お留守ですよ」
同県警の土屋容疑者逮捕発表のあと、被害者の身元が明らかになった。神奈川県海老名市に住む職業不詳のAさん(32)。容疑者は「Aさんとは数か月前にSNSを通じて知り合い、これまでに数回会っていた」などと供述したという報道も。
土屋容疑者とAさんの間に一体何があって、こんなむごたらしい結末になってしまったのか? 警察による捜査の進展を待つほかない。

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