千葉・柏市で19日、ドライブレコーダーが、自転車に乗る高齢者の危険な運転を捉えた。 現場でよく見られるという、自転車によるルール違反。大事故につながりかねないことを、改めて肝に銘じたい。
見通し悪い交差点…自転車の危険運転「結構ある」
青信号の交差点を、左折しようとする車。 車が曲がりかけたその瞬間、突然、高齢者が乗る自転車が目の前に現れたのだ。
逆走する形で車道を走り、あわや正面衝突かという危険な場面。 なんとかブレーキを踏み、ぶつからずに済んだ。
ヒヤリとするこの動画が撮影されたのは、19日昼ごろ。 千葉・柏市の東武アーバンパークライン(東武野田線)逆井駅から約700mの県道だ。
現場は住宅街となっていて、交通量がかなり多く、道は狭い。
投稿者は当時の状況について、「左折しようとしたら、逆走の自転車が目の前に現れた。自転車の女性は“なんだよ”みたいな顔でこっちを見ていた。もう少し早く曲がっていたら、正面衝突でもおかしくなかった」と振り返る。
自転車に乗った高齢女性は、対抗車線側から車線をまたぎ、斜めに逆走してきたように感じたという。
通行人に話を聞くと、 「(交通量は)朝晩は多い。特に小学校の通学の登下校の時間帯が多いです。マナー違反みたいなのも、結構ありますね」 「このぐらいの狭さだと、やっぱりガードレールもないし。車ではよく通るけど、危ないなって思う。信号無視も自転車は結構あるし」との声が。 交通量は多いものの道も狭く、ルール違反をする自転車が珍しくないようだ。
取材班が、実際に映像にあった現場を車で走ってみた。
左折する際は死角となり、曲がる先の道路は全く見えない。かなり、車道も歩道も狭く感じる。
投稿者は、「自転車の危険運転に対する罰則の強化により、事故が減っていって欲しい」と話している。 (「イット!」9月20日放送より)