窪田勇次死刑囚(78)札幌刑務所収容中に病死 北海道北見市で資産家夫婦を殺害

1988年に北海道北見市で起きた資産家夫婦殺害事件で、死刑の判決を受けた窪田勇次死刑囚が、23日、収容中の札幌刑務所で病気のため死亡しました。78歳でした。
1988年、当時、保険外交員をしていた窪田死刑囚は、顧客だった北見市の矢田勝治さん(当時61)と妻の和枝さん(当時56)を包丁で刺すなどして殺害しました。
窪田死刑囚は、事件の直前まで矢田さんの家に出入りしていて、自宅には第三者のものとみられる血痕があったため、捜査本部は窪田死刑囚の血液鑑定をする方針でした。
しかし鑑定の直前に、窪田死刑囚は、網走港に車を転落させて自分が死んだように装って姿を消し、愛知県や東京都内に潜伏していました。
指名手配された窪田死刑囚は、捜査の手を逃れ続け、時効まで残り10か月となった2002年に、神奈川県横浜市内の工事現場で、偽名を使って働いているところを捜査員に発見され、逮捕されました。
2009年には死刑判決が確定し、札幌刑務所に収容されていましたが、23日、誤嚥性肺炎による呼吸不全で、78歳で死亡したことが発表されました。

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