大手運送会社に失踪実習生派遣か=人材派遣社長ら逮捕―警視庁

技能実習先から失踪したカンボジア人を大手運送会社に派遣したとして、警視庁国際犯罪対策課は29日までに、入管難民法違反(不法就労助長)容疑で、東京都葛飾区の人材派遣会社「エムズ」の社長高橋裕一(58)=同区奥戸、役員八戸智博(37)=埼玉県草加市弁天=両容疑者ら3人を逮捕した。法人としての同社も書類送検した。
人材不足が指摘される運送業界に多くの失踪技能実習生を派遣していたとみられ、同課は詳しい実態を調べる。
逮捕容疑は3月13日~6月21日、技能実習の在留資格で来日し、資格外活動の許可を受けていないカンボジア人の男(33)=同法違反罪で罰金30万円=を、大手運送会社の埼玉県内の配送センターに派遣し、不法就労させた疑い。高橋容疑者は容疑を否認し、八戸容疑者は認めている。
[時事通信社]

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