街路樹枯死問題、都がビッグモーターに約1600万円の費用負担命令

中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、東京都は3日、道路法に基づき、枯れた樹木の植え替えや土壌の入れ替えなどに要する約1600万円全額の費用負担命令を出した。今後、都が原状回復工事を行い、新たな費用が発生すればビッグモーター側に負担を求める。
都の調査では、付近に街路樹のある14店舗のうち9店舗で土壌から除草剤の成分が検出され、このうち多摩市の「多摩店」では街路樹20本が無断で伐採されていた。都によると、ビッグモーターの役員が8月16日に都側に謝罪し、原状回復する意向を示していた。
一方、警視庁は9月8日、器物損壊容疑で、除草剤の成分が検出された都内9店舗を一斉捜索した。

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