山道を走るバイクがカーブを抜けると、突然、脇道から車が現れた。車は逆走したままバイクに接近し、衝突は回避したがその後も危険な運転を続けた。 その一部始終をドライブレコーダーが捉えていた。
「動画を見直してもゾッとする」
片側一車線の山道を走るバイクが、緩やかな左カーブを抜けた次の瞬間…。脇道からいきなり黒い車が現れ、逆走した状態で目の前に突っ込んできた。
あわや衝突という危険な場面。バイクの運転手がとっさに右にハンドルを切り、間一髪で衝突を回避しているのが分かる。
この動画が撮影されたのは9月24日午後2時過ぎ、場所は徳島県内の山あいを走る国道195号線。動画の投稿者は、当時抱いた恐怖についてこう話す。
動画の投稿者: あっ終わったかもって、一瞬思いましたね。風景がスローモーションに見えるっていうのは、こういう状況なんやと思いましたね。さすがにあの状況で対向車が逆走してくるとは思いもよらなかったんで、今動画を見直してみてもゾッとしますね
さらに映像には、黒い車の危険を顧みない非常識な運転ぶりが記録されていた。
接触寸前…乱暴な運転繰り返す
間一髪、バイクとの接触を逃れた黒い車はそのまま道路を逆走し、後続車ともあわや衝突しかけたのだ。
後ろを走っていた白い車が、衝突の寸前にブレーキを踏んで正面衝突は回避できたが、明らかに危険な運転と言える。
接触寸前の乱暴な運転を繰り返す逆走車。 驚いたのはこの後だ。黒い車は、何事もなかったかのようにハンドルを切り、車から降りることなく山道を走り去っていった。
動画の投稿者: 改めて、ああいう場所(脇道)から本線に合流されるんやったら、少なくとも標識通り一時停止して、安全確認した上で合流するようにしてほしいですね。そうしないと、いつか事故が起こると思いますんで
バイクを運転していた動画の投稿者にケガはなかったが、人の命に関わる危険な運転は決して許されない。 (「イット!」10月3日放送)