真鶴・松本町長、1年間無報酬の公約撤回「私の考えも変わってきた」

町の選挙人名簿を自らの町長選に不正利用した松本一彦町長のリコール(解職請求)の是非を問う住民投票が行われている真鶴町で6日、町議会本会議が開かれ、松本町長は2021年の町長選で掲げた町長給与を1年間無報酬とする公約について「私の考えも変わってきた。再度、(無報酬とする)議案を提出する考えはない」と述べ、公約を撤回した。天野雅樹氏(無所属)の一般質問に答えた。
松本氏は21年の出直し町長選で、自らの不正で町に与えた損害額を補填(ほてん)するとして、1年間の給与と期末手当の合計約972万円を全額減額する公約を掲げた。再選後、町議会に減額のための条例改正案を提出したが「金銭の補填だけで責任を果たしたとはいえない」などとして否決され、その後は提出されていない。

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