新宿・歌舞伎町の公園で、売春の客待ちをする女性が後を絶たず、警視庁は先月から集中的な取り締まりを実施。先月だけで35人が逮捕されています。売春の理由で最も多かったのは、「ホスト」やいわゆる「メン地下」(メンズ地下アイドル)に使う金のため、でした。
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3日午後8時前、東京・新宿区歌舞伎町の大久保公園には、周辺を見回る警察官の姿がありました。
その理由は、後を絶たない、売春目的で客待ちをする女性の問題です。近隣住民などからの苦情を受け、警視庁は先月から集中的な取り締まりを実施しているのです。
先週25日にも、大久保公園の周辺には、女性が3人立っている様子が確認できました。
その翌日には、取材中、立ち止まっていた女性に男性が声をかけ、近くのレンタルルームへ。すると…警視庁の車が到着し、売春目的で客待ちをしたとして、20代の女性が現行犯逮捕されました。
警視庁は、先月1か月だけで、35人を逮捕しました。その約7割が20代で、無職や風俗店従業員が多いといいます。
売春をする理由として最も多かったのは、「“ホスト”や“メンズ地下アイドル”に使う金を稼ぐため」だったということです。
警視庁によりますと、ホストが客の女性に売春をさせるなどして、違法に料金を取り立てるケースもあるといいます。このため警視庁は先月22日、ホストクラブなど110店舗に立ち入りを実施、注意を呼びかけています。
(10月3日放送『news zero』より)