《写真あり》同棲カレシに熱湯をかけ、下腹部を切り…逮捕の “西野カナ似の29歳女”の「ヤバすぎる性格」【殺人罪で起訴】

今年4月に同居していた交際相手の男性を殺害した疑いで逮捕された谷口桃花(29)が、10月6日に殺人罪で起訴された。谷口被告は当初、容疑の一部を否認する証言などをしていた。2人が生活していた大阪市のマンションで一体何が起きたのか。当時の記事を再公開する(初出2023年8月17日 年齢、肩書等は当時のまま)。
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裸で足を伸ばし、浴槽の中でぐったりする男性。胸や背中は火傷で赤くただれ、下腹部には何度も切りつけられた痕が。同棲していた女性はこう述べた。

「熱湯はわざとじゃない。カップ麺のお湯を運ぼうとしてかけてしまった」
大阪市浪速区桜川。大阪を代表する繁華街・ミナミと、若者に人気の街・堀江の隣にある住宅地のマンションに、消防と警察が急行したのは4月30日夕方のことだった。
「同居の男性が風呂場で意識がない」と119番通報したのは無職・谷口桃花(ももか)容疑者(29)。緊急搬送された交際相手のアルバイト・西野太九(たく)さん(31)は、後に病院で死亡が確認された。
谷口は西野さんが風呂場に行った約15分後、浴槽につかって倒れているのに気付いたと説明。「消防の指示で浴槽から水を抜いた」とも供述している。
「翌日、司法解剖したところ、死因は水を吸い込んだことによる窒息と判明。谷口が熱湯をかけ、平手で複数回叩いたこともわかり、傷害と暴行の容疑で逮捕。火傷は重度で、下腹部には複数の切り傷があり、陰部が切られていたという情報もある。警察は殺人も視野に入れて捜査しています」(社会部記者)
谷口は「睡眠薬を飲んでいて記憶があいまい」などと供述。容疑を一部否認しているという。
「不思議な子という感じ。友だちもほとんどいなかった」
1994年、紀伊半島南部に位置する和歌山県の古座地域に生まれた谷口。建設会社で働く父と、地元の飲食店でパートとして勤務する母のもと、串本町の町営アパートで、1つ年下の弟とともに暮らしていた。
幼い頃は明るい性格だったという谷口だが、地元の小学校に上がると周囲から浮き始める。
「授業中に教室を飛び出してどこかに行ったり、後ろのロッカーに突然寝そべったりしていました。普段はおとなしいのに急にそんなことをするから、ただただ不思議な子という感じ。友だちもほとんどいなかった」(小学校の同級生)
中学では卓球部に入ったが、やがて不登校に。母親は進学先について周囲に悩みを吐露していたという。
「娘が学校に馴染めないのを気に病み、『特別支援学校に行った方がいいのではないか』と本人に持ちかけたこともあったそうです。結局、桃花が嫌がり、地元の串本古座高校の普通科に進学した」(母親の知人)
高校での谷口の様子について同級生が語る。
「学校では暗い感じの子でした。ロングの黒髪をセンターで分けて、顔の両サイドを隠すような髪型。スカートも足元までの長いものを穿いていて、ちょっとメンヘラっぽい雰囲気でした」
本人の希望で進学したものの、母親の不安は的中。
「また不登校になり、出席日数が足りずにこのままでは卒業できないと、別の高校に転入した。でも、そっちでもうまくいかなかったようです」(前出・知人)
数年後、地元で目撃されたのは、谷口が年上の男性と寄り添って歩く姿だった。
「桃花は20歳くらいの時、40歳の人と付き合っていました。当時は可愛らしい顔をしていて、水商売をやってそうな雰囲気。男が切れることなくモテていました。ただ、リストカットを繰り返していたみたいです」(地元飲食店関係者)
〈ももか→サメ 食われてるアザラシ→お前〉
化粧をすれば西野カナにも似ていたという谷口。そんな彼女の前に現れたのが、高校の先輩の西野さんだった。中学の同級生が語る。
「西野は『タクちゃん』と呼ばれ、地域のサッカークラブに所属していました。子どもが好きで保育士になりたいとも言っていた。優しい性格で、SNSでも何かあれば『元気?』と声をかけてくれます。ただ、気が弱く、先輩にパシリにされても断りきれないようなところがあった」
谷口は以前、フェイスブックにサメがアザラシに噛み付いている写真を投稿。それにコメントした西野さんに、こう返信している。
〈ももか→サメ 食われてるアザラシ→お前〉(15年11月18日)
対する西野さんは、谷口の誕生日にこんなメッセージを送っている。
〈親友!やねんから何でもいつでも相談とかしてこいよ! 夜中にご飯は身体に悪いから、早めに食べなよ?〉(16年1月13日)
“親友”だった2人はやがて、交際するように。
「6年ほど前、串本町の秋祭りに2人で来ていて、付き合っていることを知りました。タクちゃんは高校卒業後、大阪の電気機器メーカーの工場に勤めていたけどリストラに遭い、その後は居酒屋などのアルバイトを転々としていた。後から大阪に来た桃花とくっついたようです」(前出・知人)
そして冒頭のマンションで同棲を開始。家賃約9万円、1SLDKの部屋で、2人の関係は変容していく。
「2人とも身長160センチ台で小太りの体型。週に一度は女性が怒鳴りちらし、『許さない!』という声に男性が『落ち着けよ』とたしなめていた。長いときには1時間ほど続き、少なくとも2回は警察が来ていました」(近隣住民)
事件当日も谷口の怒声が響き、やがて静かになったという。前出の知人が語る。
「事件当日の夜、報道される前に『大阪のタクちゃんの様子がおかしいから母親と連絡を取りたい』というLINEが地元で拡散していた。おそらく桃花が発端で、ニュースが出た瞬間、『ああ桃花、やりよったな』って……」
激しい“暴行”を受けた西野さんだが、抵抗した様子はなかったという。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年5月18日号)

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