維新・馬場伸幸代表、離党届の鈴木宗男議員に「去る者は追わず」5月にもロシア訪問計画

日本維新の会の馬場伸幸代表は11日、役員会で党に無許可でロシアを電撃訪問し、10日に離党届を提出した鈴木宗男参院議員(比例代表)について「5月には私の説得を振り切ってロシアに行こうとしていた。党紀委員会のヒアリングの中では今後も党に相談することなくロシアに行く時には行く、と発言した」ことを問題視した。その上で「私が一番大事にしている一致団結を受け入れられない、ということで党を離れる。去る者は追わずの方針で離党届を受理した」と説明した。
維新は鈴木氏が1日から5日まで党に無許可で訪ロした処分を協議し、10日の常任役員会で除名処分を決定した。馬場氏は鈴木氏との面談について「冒頭で鈴木議員の方から大変迷惑をかけた。支援者のみなさんと相談した結果、離党したいと申し出があった」とした。馬場氏は「こちらから通達をする前に、ご本人から話があった」が藤田文武幹事長と協議の結果、その場で離党届を受理した。
離党した鈴木氏は国会議員団副代表を務め、役員会では馬場氏の左側が定位置だったが、この日から姿はなく、当面は副代表空席の新執行体制となった。

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