「死ぬかもって思った」倒れた男性の顔面に“蹴り” たこ焼き店の店長を暴行 商店街で何が…血だらけの顔を“自撮り”で記録

大阪の商店街で防犯カメラに残されていたのは、男性が何度も暴行を受ける姿だった。被害を受けた男性が「死ぬかもしれない」と思ったという、その時の状況を語った。
商店街の防犯カメラに一部始終
被害男性: 手は出してません。防犯カメラに映ってます。警察も呼んでます。
暴行を受けた男性が、血だらけの顔を自撮りしながら状況を説明する。
防犯カメラが捉えたのは、飲食店の関係者同士で起きたとされる騒動の一部始終だ。
現場は大阪市中央区にある商店街。10日午前2時前のことだった。被害に遭ったのはたこ焼き店で店長を務めている男性で、暴行を加えたのは近くの飲食店の男性オーナーとみられている。
騒動の一部始終が捉えた防犯カメラ映像をみると、まず、道にいた男性の知人に店長が話しかけたところ、にらみ合いになり、その後、迷彩服を着た男性がやってきた。この時、店長が2人に対し何かを言っているように見える。
店長は当時の状況をこう説明する。
蛸焼依屋文左衛門 高田隆博オーナー: なんか僕の悪口言ってるみたいだったんで、「何しゃべってるんですか」って言ったら胸ぐらつかまれて、「俺らの何が気にくわないんだ言ってくれ」って言われたので淡々と言ったら、いきなり殴られた。
店長によると、この男性は以前から商店街で禁止している客引きなどを行っていたため、そういった点を指摘したという。
逃げようとして倒れた店長を…
2人が自分たちの店に戻ると、店長はたこ焼き店から出て2人の様子を確認していた。すると、先ほどの2人が戻ってきて、再び言い合いになった。
さらに店長が2人に背を向けた瞬間、男性が店長を蹴った上、首のあたりを締め始めた。その後、男性が店長を殴り始めたため、近くにいた人たちが駆けつけ、2人を引き剥がした。
一旦距離を置くが言い合いは続き、男性が再び店長の顔を殴った。店長は逃げようとして倒れてしまった。
すると、男性は店長の顔などを何度も蹴り始めたのだ。暴行はこの状態でおよそ1分間続いた。
蛸焼依屋文左衛門 高田隆博オーナー: よく覚えてないんですけど、向こうは10年来の恨みとか言っていた。 ――この時、何を思った? 真っ白ですね。死ぬかもって思いましたね
「イット!」は暴行を加えたとされるオーナーがいる飲食店に向かったが、関係者に話を聞くことはできなかった。
一方で、問題の男性を知る商店街の関係者はこう話す。
商店街の関係者: (暴行した男性は)組合員にはなれない人です。表にテーブルを出したりしていて、商店街がそれは困ると。あまりにも言うこと聞かないから、(商店会を)除名処分になったんですよ。
全治1週間のけがと診断され、顔に青あざが残る店長。すでに警察に被害届を提出しているという。 (「イット!」10月12日放送より)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする