小学校で毒グモ100匹=被害なし、運動会延期に―大分

大分市は20日、「特定外来生物」に指定されている毒グモの「セアカゴケグモ」を市立三佐小の敷地内で約100匹確認したと発表した。これまでに健康被害を訴えている人はいないという。
市によると、20日午後2時20分ごろ、運動会の準備で教員がサッカーゴールを動かした際にセアカゴケグモの成体1匹を確認。通報を受けた市が周辺を調べたところ、側溝に成体と幼体計約100匹と複数の卵が見つかった。
三佐小は同市中部の沿岸部にあり、近くには石油化学コンビナートなどがある。学校は、安全確認が十分ではないとして21日に予定していた運動会の延期を決定。市の担当者は「卵が見つかっていることから最近入ってきたわけではなく、危機感を覚える」と話している。
[時事通信社]

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