17日午前、大阪市の天王寺動物園で、チンパンジー1頭が飼育エリアから逃げ、約3時間後に捕獲されました。獣医の男性が顔をかまれて、けがをしました。
天王寺動物園によりますと、17日午前10時15分ごろ、敷地内で飼育しているチンパンジーのメス「レモン」が飼育エリアから逃げ出していることに、スタッフが気付きました。
逃げたチンパンジーに獣医の男性(40代)が顔をかまれて負傷しました。
「レモン」は直後に、動物園の敷地内にある林で見つかり、しばらく木の上にとどまっていましたが、麻酔銃を撃たれ、脱走から約3時間後、木から落ちたところを捕獲されました。
「レモン」はすり傷はあるものの大きなけがはなく、現在園内で休んでいるといい、動物園は逃げた原因を調べています。
天王寺動物園は17日を終日休園とし、あす18日の営業については検討中だとしています。