酒類を提供する「メンズコンセプトカフェ(コンカフェ)」に18歳未満の少女を入店させていたとして、警視庁少年育成課は19日、東京都練馬区の飲食店従業員の男性(19)を風営法違反(年少者立ち入らせ)の疑いで逮捕したと発表した。
逮捕容疑は3月19日、当時中学2年だった14歳の少女が未成年と知りながら、新宿・歌舞伎町のコンカフェに客として立ち入らせたとしている。男性は容疑を認めているという。
コンカフェは内装や衣装に工夫を凝らした飲食店。少年育成課によると、男性はコンカフェで接客する「キャスト」で、少女とは2022年10月ごろ、当時働いていた別のコンカフェで知り合った。この店は酒類を提供しないため客の年齢制限がなかった。
23年3月に酒類を提供する現在のコンカフェに移る際、常連客だった少女に偽の身分証明書を用意して移籍先の店に来るよう求めていた。男性は「自分のことを気に入って足しげく通ってくれるから」と供述しているという。
少女はその後、架空の人物名義の偽造健康保険証を別の人物から入手し、入店時の身分確認の際に提示していたという。【加藤昌平】