日大の林真理子理事長が副学長に辞任要求 大学は検討促したこと認めるも「報道された内容がすべてではない」

日大アメフト部の薬物事件で、大学の対応を巡って、林真理子理事長が沢田康広副学長に辞任を求めていることが18日、関係者への取材で分かった。日大広報課はこの日、コメントを発表した。
広報課は「林理事長と沢田副学長の会話は非公開を前提とした役員の人事に関する話し合いで外部に漏えいされたことは誠に遺憾であり、皆様をお騒がせしたことにつきましておわび申し上げます」とつづった。また、林氏と沢田氏の会話とされるものは「厳しい世論のご批判を受け、大学としての対応を検討する中で交わされたもの」とし「沢田副学長の進退について林理事長や執行部は、沢田副学長ご自身で判断いただくよう検討を促したことはあるものの、それ以上のものではありません。報道されている内容がすべてではありません」とコメントした。
また、今後について「事実関係につきましては、第三者委員会の報告書で明らかになり、意見を真摯(しんし)に受け止め検討し、本法人として最終的な結論を出したいと考えておりますので、それをお待ちいただきたくお願い申し上げます」と説明した。
日大アメフト部の薬物問題では、これまでに警視庁の捜索を受け2人が逮捕されている。大学側は今年7月、寮で植物片を見つけたが、沢田副学長が大学本部で保管し、警視庁に連絡したのは12日後だったことが明らかになっている。

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