大阪・関西万博をめぐり、博覧会協会が再び増額した会場建設費を大阪府の吉村洋文知事らに報告しました。 博覧会協会・国・大阪府などが参加して10月20日に行われた会議。議題は「大阪・関西万博の会場建設費」についてです。会場建設費は国・大阪府市・経済界で3分の1ずつ負担する計画で、これまで計1850億円と見込まれていました。しかし、博覧会協会は20日の会議で…。 (2025年日本国際博覧会協会 石毛博行事務総長)「500億円増の2350億円が必要となるという精査結果となりました」 人件費や建設資材が高騰していることなどを理由に、約2350億円への増額を報告しました。 そもそも建設費は当初1250億円とされていましたが、2020年には1850億円へと変更されていて、増額は今回で2度目です。これに対して西村康稔経済産業大臣は、3分の1ずつの負担割合を堅持する姿勢を示しました。 一方、前回「増額の話はこれで最後」と話していた大阪府の吉村知事は次のように話しました。 (大阪府 吉村洋文知事)「2回目の増額になりますので、厳しく見ていくべきだと思っています」 今後、建設費の増額の妥当性や負担の割合が焦点となり、政府や大阪府市は今回の増額について博覧会協会に詳細を確認し、判断するということです。