観光協会“消費者に知らせるほどでは…”「法令違反ではない」北海道の代表的な食の祭典で中国産アワビ混在

先月、札幌の大通公園で開催された「さっぽろオータムフェスト」で江差町のブースで販売されたアワビの一部が中国産だったことが分かりました。
主催者などによりますと先月8日から12日にかけて江差町のブースで「焼き蝦夷あわび」として販売されたおよそ300個のうち、5個から10個が中国産だったということです。「さっぽろオータムフェスト」では提供する料理のメインの食材は北海道産にする決まりでした。
先月12日、イベント関係者が抜き打ち検査を行ったところ冷凍アワビのパッケージに「中国産」と記載されていることに気づき販売は中止となりました。
このアワビを提供していた江差町の業者は。
中国産アワビを販売していた業者の社長)
「東京発送の分と、さっぽろオータムの分は分けて並べておいていたが、その中に1箱だけそういうもの(中国産)が混ざっていたという状況。アルバイトの方が開封してしまったので」
販売中止後、ブースには「完売」と書かれた紙が貼り出されましたが、「中国産」の事実について記載はされませんでした。札幌観光協会は消費者に知らせるほどではないという考えを示していて、今回の件については「中国産を江差産と表示して販売していなかったため法令違反ではない」としています。
中国産アワビを販売していた業者の社長)
「1人でも2人でも間違ったものが混ざっていたことは発送が原因だったんですけれでもそういったことがあったっていうことは非常に申し訳ないという気持ち」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする