首相、経済対策10月策定へ 第2次岸田再改造内閣が発足

第2次岸田再改造内閣は13日、皇居での認証式を経て発足した。岸田文雄首相は記者会見を開き、物価高対応や構造的な賃上げ、人口減少を乗り越えるための社会改革に向けた経済対策を策定する考えを表明した。月内に柱立てを閣僚に指示し、10月中の取りまとめを目指す。国際社会や世界経済の変化をチャンスに変えていくとして、再改造内閣を「変化を力にする内閣」と名付けた。
内閣改造に関し「経済、社会、外交・安全保障の三つを政策の柱として、強固な実行力を持った閣僚を起用することとした」と説明した。
物価高に対応するためガソリン補助金の継続を含め国民生活を応援する大胆な経済政策を実行すると強調。経済対策の考え方として(1)物価高から国民生活を守る対策(2)賃上げと投資拡大の流れを強化する取り組み(3)人口減少を乗り越える社会変革の起動(4)災害対策を含めて安全安心の確保―を挙げた。
財源を裏付ける2023年度補正予算案については「しかるべき時期に編成を指示する」と言及した。

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