沖縄県の尖閣諸島周辺の領海に23日午前、中国海警局の船2隻が相次いで侵入しました。付近には日本の漁船が航行していて、近づこうとする動きを見せています。
海上保安庁によりますと、23日午前11時すぎ、尖閣諸島の南小島周辺の日本の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入しました。付近には乗組員3人の日本の漁船1隻が航行しています。
海上保安庁の巡視船が中国海警局の船に対し、領海からの退去要求や進路規制を繰り返し行い、日本漁船の安全を確保しています。
中国海警局の船による領海侵入は、今月15日以来で今年に入って24件目です。
また、領海の外側の接続水域にも別の中国海警局の船2隻が航行していて、うち1隻には砲のようなものが搭載されているということです。
尖閣諸島周辺で中国海警局の船が確認されるのは、50日連続となりました。