岸田首相は3日、岸田政権の掲げるデジタル行財政改革について、有識者と意見交換する会合に出席し、「コロナの時に感じたデジタル敗戦などという残念な思いは二度と繰り返してはならない」と改革への意欲を強調した。
また、岸田首相は、「人口減少と人手不足が進行している日本だからこそ、デジタルの力をフルに活用して地方の成長を特に実現したい」とする一方、「利用者起点で国と地方の行財政の仕組みを変える。様々な制度や仕組み、公務員の働き方も大胆に改革する」と述べた。
今回の会合は、デジタル行財政改革に向けた第1回「課題発掘対話」で、「教育」をテーマに、教育現場でのデジタル化の成功例が紹介されたほか、環境整備や地域間格差などについて問題提起が行われた。
議論を受けて岸田首相は、「教育ならではの難しさ、課題もあるし、可能性もあると感じた」とした上で、「技術と社会の変化を力に、岸田政権として努力していきたい」と述べた。
また、岸田首相は、11日にデジタル行財政改革会議の初会合を開催することを明らかにした。