ジャニーズ性加害「当事者」が指摘した「最も責任大きい」人物 「すべてを見てきた生き証人」

ジャニーズ事務所前社長の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐって、ジャニーズ事務所が設置した外部の専門家による「再発防止特別チーム」が2023年8月29日、調査報告書を公表し、都内で会見を開いたことを受け、ジャニー氏から性加害を受けていたと訴えている「ジャニーズ性加害問題当事者の会」代表・平本淳也さんが公式サイトで、副代表の石丸志門さんが自身のブログで、それぞれ胸中を明かした。
「期待していた以上の調査結果」
「当事者の会」はジャニーズ事務所にかつて所属し、ジャニー氏による性加害を受けたと告発した有志により6月26日に創設された。
平本さんは
と綴る。
性加害の認定について「私たちの悲痛なる告白がそのまま反映されたものだと素直に受け止められます」という。
平本さんは、ジャニー氏の性加害を姉の故・メリー喜多川氏は認識しており、姪の藤島ジュリー景子社長と白波瀬傑副社長は認識できる環境にいながら放置していたとして、性加害への加担と隠蔽の責任も追及され得ると指摘する。当事者の会が掲げていた解明すべき問題として、踏み込んだ意図が見られたことも思いを汲み取ってもらえたと感じたという。
しかし、責任の所在については、疑念が残るとした。
「僕たちはずっとメンタルに病を抱えた状態で表に立ってきたのです」
ジャニーズ事務所には真摯な対応を望むとするがジュリー氏の辞任は求めておらず、歓迎もしないという。
当事者の会からは、平本さん、石丸さん、二本樹顕理さんが調査協力として参加した。
石丸さんはブログで「正直、再発防止特別チームが救済案にまで踏み込むとは考えていませんでした」とし、「高く評価」できると述べた。一方、ジャニーズ事務所が認定した訳ではないとし、一刻も早い会見を希望した。
ジュリー氏に「辞め逃げ」されることも望んでいないとし、「あくまでも社長を続け、残りの生涯の大部分を(全部でもいい)すべての被害者救済に当ててこれまでジャニーとメリーの作り上げた下地で莫大な利益と資産を得たのですから、その全てを吐き出すくらいの気持ちで救済に当たってほしいと思います」と主張した。

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