取り調べ映像、地裁で一部再生へ 検察捜査で「ガキと侮辱」

横浜地検の独自捜査により犯人隠避教唆罪で起訴された元弁護士の江口大和氏(37)=9月に有罪確定=が、取り調べで検事に「ガキ」と侮辱されたなどとして国に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(貝阿弥亮裁判長)は5日、取り調べの録音・録画映像を江口氏への尋問の際、必要な範囲で再生することを認める方針を示した。
地裁の勧告で、国側が約2時間20分の映像を証拠として提出していた。この日の弁論で証拠採用され、地裁が内容を確認する。江口氏側の趙誠峰弁護士は弁論で「検察官がどういう口調で発言したのかが問われている」と強調し、全ての取り調べ映像の再生を求めたが、貝阿弥裁判長は必要性がないと述べた。

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