航空自衛隊岐阜基地は、25歳の空士長の男性が隊員5人の財布から現金19万3000円を盗んだとして、24日付けで懲戒免職処分にしたと発表しました。
24日付けで懲戒免職処分となったのは、航空自衛隊岐阜基地・第2補給処に勤務する25歳の空士長の男性です。
航空自衛隊岐阜基地によりますと、空士長の男性は去年12月頃からことし4月までの間に、基地の中で、隊員5人の財布から現金合わせて19万3000円を盗んだということです。
ことし4月末に自衛隊の警務隊が窃盗の疑いで空士長の男性を検挙し、7月末に不起訴処分となっています。
空士長の男性は、警務隊の捜査に対し「パチンコによる借金返済のためにやった」という趣旨の供述をしているということです。
また、空士長の男性の窃盗を知りながら上司への報告を怠ったとして、50代の3等空佐の男性を30分の1(1か月)の減給処分にしました。
これを受け、航空自衛隊補給本部長の阿部睦晴空将は「隊員が規律違反を生起させたことは誠に遺憾であります。本事案を真摯に受け止め、服務規律の維持を図るとともに再発防止を徹底する所存です」とコメントしています。