「財布等が入ったカバンがなくなった」80代女性から現金202万円などだまし取ったか 無職の男(48)を逮捕

新潟県三条市に住む80代女性に対して、女性の甥を名乗り「財布等が入ったカバンがなくなった」などと嘘を言い、現金202万円や通帳、キャッシュカードをだまし取ったとして、無職の男が逮捕されました。
特殊詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の男(48)です。警察によりますと男は8月8日に何者かと共謀し、まず共犯者が新潟県三条市に住む80代女性の自宅の固定電話に女性の甥をかたって電話をしました。そして「財布等が入ったカバンがなくなった。お金が足りない。通帳やキャッシュカードも欲しい」「知人の弟が家に行くからお金を渡してほしい」などと話したということです。その後、今回逮捕された男が“知人の弟”になりすまして被害者の元を訪れ、被害者宅近くの路上で現金202万円のほか、預金通帳3通とキャッシュカード3枚をだまし取った疑いが持たれています。
男は被害者から現金を受け取る“受け子”とみられ、同様の手口で新潟市内に住む女性から現金をだまし取った疑いで8月10日と30日に逮捕されていて、今回で3度目の逮捕です。
警察は今後の捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。また余罪が多数あるとみて、共犯者などを捜査しています。
また新潟県内では特殊詐欺を疑わせるような電話などが相次いでいることから、警察は「電話口で『慰謝料』や『示談金』という言葉が出てきたら、注意してほしい」としていて、「電話口でお金の話が出て、少しでもおかしいなと感じたり不安だなと思ったりした場合は、身近な人や警察などに相談してほしい」と話しています。詐欺が疑われる電話は自宅の固定電話にかかってくることが多いため『防犯機能付き電話』の設置や『留守番電話の設定』にするなどの対応を呼び掛けています。

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