25日午前8時過ぎ、東京・港区の赤坂で、トラックが3台の車に衝突し、歩道に突っ込む事故が発生。 事故の瞬間を、追突された軽トラックのドライブレコーダーがとらえていた。
車押しのけ追突…運転手は搬送も意識あり
軽トラックのドライブレコーダー映像では、画面が激しく揺れ、停車していた軽トラックが前方へ押し出された衝撃で、ワイパーが誤作動を起こした様子が見てとれる。
現場近くの防犯カメラも、かなりのスピードで車同士が追突している様子をとらえていた。 事故直後の現場では、右のフロント部分が壊れたトラックが、街路樹をなぎ倒して止まっていた。
このトラックは、首相官邸や日枝神社近くの外堀通りを右折し、東京メトロの赤坂駅方面へ進んでいたという。
そこでタクシーと軽自動車にぶつかりながら進み、停車していた軽トラックに追突した後、歩道に突っ込んだとみられている。
軽トラックのドライブレコーダーには、歩道を歩いていた人が異変を察知し、慌てて走り出した直後に追突される様子が記録されていた。
この軽トラックの運転手は当時の状況をこう振り返る。 追突された軽トラックの運転手: (トラックは)2台くらいの車を押しのけて、スピードを落とさずに向かってきたんですよ。そのまま突っ込まれちゃった。(運転手は)頭から血を流していて、とても自力では降りられない。右足が挟まっていた。
事故を起こしたトラックの運転手は40代の男性で、病院に搬送されたが意識はあるという。 警視庁は運転手の回復を待って事情を聞く方針だ。
(「イット!」8月25日放送分より)