北方領土・歯舞群島の貝殻島を巡っては、先月からロシア側による実効支配をアピールするともとれる動きが相次いでいます。
貝殻島は根室・納沙布岬からわずか3.7キロ先にあり、晴れた日には島に立つ灯台をはっきりと見ることができます。
貝殻島灯台へのロシア国旗の掲揚や、外壁の塗装など、ここ1カ月間の貝殻島を巡る動きについてまとめました。
▼7月27日
貝殻島灯台の最上部にロシア国旗が掲揚されている様子を根室市民が確認、撮影。
▼8月2日
根室海上保安部の巡視船が、貝殻島灯台のロシア国旗を確認。
▼8月9日
サハリン南部のコルサコフ港で、ロシア正教の教会関係者が貝殻島を守るための十字架や、「イコン」と呼ばれる宗教画をロシア軍に渡す。
▼8月24日
根室海上保安部が、貝殻島灯台が白く塗装されている様子を確認。
近くには小型ボートがあり、少なくとも3人が何らかの作業をしている様子も。
▼8月25日
根室海上保安部が、灯台にロシア正教の十字架とみられるものが設置されているのを確認。
▼8月26日
根室海上保安部が、貝殻島灯台の点灯を確認。
2014年11月4日以来で約9年ぶり。