大雪山系の麓、上川町の愛山渓温泉で、29日朝から、男女2人の行方がわからなくなっています。
2人は付近の沼へ向かったとみられ、道警の山岳救助隊と消防が捜索に当たっています。
行方がわからなくなっているのは、道外から来たとみられる60代から70代くらいの男女2人です。
29日午後7時半過ぎ、上川町の愛山渓温泉にある宿泊施設から「宿泊客が戻って来ない」と警察に通報がありました。
警察によりますと、2人は、宿泊施設から直線で3キロほどの距離にある「六ノ沼まで行きたい」と話していて、29日午前7時半ごろ「これから山に入る」と伝えて外出したということです。
2人は携帯電話を持っていますが、つながらない状態だということです。
また、2人の入山届は出されていないということです。
道警の山岳救助隊と消防が、30日朝から捜索しています。
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その後2人は、31日朝、発見されました。
警察によりますと、31日午前9時過ぎ、女性は愛山渓の登山口まで自力で下山し、男性も別の登山口で発見されました。
2人にけがはないということですが、男性は衰弱していて、病院へ運ばれました。
2人は道に迷ったと見られ、警察は女性から話を聴いています。
(8月31日午後4時50分現在の情報)