日本の研究力向上を目的に政府が設置した10兆円規模の「大学ファンド」の支援対象に、東北大学が認定候補として選ばれた。
「大学ファンド」は、10兆円規模の基金から世界最高レベルの研究力が期待される「国際卓越研究大学」に年間100億円前後の支援を最長で25年間行う。
これまでに10の大学が申請したが、文部科学省は9月1日、一定の条件を満たした場合に東北大学を認定すると発表した。
文科省によると、東北大学が計画している若手でも自由に研究できる制度などが評価された一方、事業収入を10倍以上にするという目標については具体的な戦略が必要との意見がついたということだ。
文科省は来年度中に正式に認定し、2回目の公募を行うとしている。