「日本の未来ある若者を守って」旧統一教会の財産保全めぐり、被害者が涙の訴え

旧統一教会の問題をめぐり、高額の献金被害を訴える女性は、被害者を救済するため教団の財産を保全するための法律を整備するよう涙ながらに訴えました。
山本サエコさん(仮名)「私たち被害者には愛おしい家族も、家族と過ごしたかった健全な時間も、自分の人権が侵害されずに穏やかに過ごしたかった時間も…貧困にあえいで送れなかった『健康で文化的な最低限の生活』も全て返ってきません」
政府が東京地裁に旧統一教会への解散命令を請求した13日、立憲民主党などの野党がヒアリングを開催しました。
被害を訴える山本サエコさんは、元信者の母親が高額献金によって貯金を使い果たしたため、貧困にあえいだと言います。
山本さんは、こうした被害者や宗教2世を救うため、教団の財産を保全するための法整備が必要だと涙ながらに訴えました。
山本サエコさん(仮名)「『金庫を開けたら空っぽでした』ということにならないように、実効的な救済のためにどうか助けてほしい。どうか私たち宗教2世のためにも、被害者のためにも、(教団の)財産保全を与野党協議の上で、可及的速やかに法律にしてください。特措法でも何でもいいです。日本の未来ある若者を守ってください」
また、長年、教団の問題に取り組んで来た阿部克臣弁護士は、「財産の保全は現行法で対応できる」との指摘に対し、「今の仕組みではできないから、立法を求めているのであって、できればもうとっくにやっている」と反論しました。

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