職場の複数の女性職員にセクハラしたとして、沖縄県警が4月に男性警部補を停職1カ月の懲戒処分としていたことが5日、県警関係者への取材で分かった。
懲戒処分に先立ち、警部補が2月に強制わいせつ容疑で書類送検され、不起訴処分となっていたことも判明した。不起訴の理由は不明。
関係者によると、セクハラがあったのは昨年。業務時間外に複数の女性職員と私的な関係を持とうとしていたという。このうち1人の職員への行為が強制わいせつ罪に該当する疑いがあるとみて、県警が那覇地検に書類送検した。不起訴は3月31日付。
県警監察課は停職処分については認めたが、事案の内容や書類送検したかについては「被害者のプライバシー保護を優先する」との理由で公表していない。