トカラ列島近海で地震50回超 専門家「同規模かより大きな地震に備えて」 鹿児島

トカラ列島近海では、8日未明から地震が相次いでいて、悪石島では最大震度3を観測しています。専門家は今後1週間程度は、地震が続く恐れがあるとして注意を呼び掛けています。悪石島小中学校の授業風景です。校庭の脇には児童たちのヘルメットが並べられています。気象台によりますと8日午前2時50分ごろ、トカラ列島近海を震源とするマグニチュード4.4の地震が発生。十島村の悪石島で震度3を観測しました。十島村では地震が相次いでいて、8日は午後3時半までに震度1以上の有感地震が54回、震度3の地震が6回観測されています。いずれの地震も津波の発生はなく、村役場に被害の情報は入っていないということです。(悪石島住民 有川暢代さん)「怖いです、もう何十回ですもんね。震度4・5になった時が心配」「役場の方から家庭でのガスは気を付けてという町内放送があった」気象台によりますと、今回の震源は、悪石島でおととし12月に震度5強を観測した地震の領域と近いということです。南西諸島の地震活動などを研究している鹿児島大学の八木原寛准教授は「しばらくの間は同程度か、より大きな規模の地震が起きる可能性がある」として注意をよびかけます。(鹿児島大学 八木原寛准教授)「なかなか予測するのが難しい活動」「一回り規模の大きいマグニチュード5クラス、震度4・5の地震が起こる可能性もあると考えて日頃の備えをしておく必要があるかと思う」「屋内にいる場合は、物が落下してこないか・落下しそうなものがないか」「(屋外では)崖崩れがおこらないか周囲の確認が不可欠となる」

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