岡山小3女児殺害、無期確定へ=事件14年後に逮捕の男―最高裁

岡山県津山市で2004年、小学3年の女児=当時(9)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた勝田州彦被告(44)について、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は7日付で、被告側の上告を棄却する決定をした。無期懲役とした一、二審判決が確定する。
勝田被告は事件から約14年後の18年、別の殺人未遂事件で服役中に逮捕された。捜査段階で自白したが、公判では無罪を主張。自白の信用性が争点だった。
一審岡山地裁の裁判員裁判は22年1月、自白は遺体の状況などと整合し、信用できると判断。被告が殺害したと認めた上で、「極めて残酷な犯行。突然見知らぬ男に襲われ、被害者の絶望感は計り知れない」と非難した。二審広島高裁岡山支部も同9月、被告側の控訴を棄却した。
[時事通信社]

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