利用者2人死亡…リハビリ施設の送迎車がはねる 運営会社代表「人生を楽しんでいただく会社が…」 声を震わせ謝罪

14日朝、さいたま市見沼区のリハビリ施設に、埼玉県警の捜査員が家宅捜索へと入りました。捜査のメスが入ったのは、「ビッグスマイル リハビリセンター」。13日午後、利用者2人が亡くなる事故が起きました。

リハビリ施設運営会社 神山光・代表取締役
「リハビリを通じて人生を楽しんでいただきたいという理念の会社だったのですが」
「多大なるご迷惑とご負担…。ご遺族の方には大変 …。亡くなった2名の方にも本当に申し訳ございませんでした」
運営会社の代表が声を震わせ謝罪しました。

13日午後、リハビリ施設の駐車場で起きた送迎車の事故。警察によると、当時、送迎車は建物の方を向いてとまっていて、その前方に、施設の利用者2人と職員1人がいたといいます。そこへ、送迎車が急発進し、3人をはねました。
駆けつけたレッカー車が送迎車を動かすと、壁には血痕のようなものも見られました。
この事故で、車の下敷きになった施設利用者の2人、飯泉利夫さん(89)と関拓子さん(88)が亡くなりました。また職員の男性(43)が軽いケガをしました。
近所の人
「(事故の音は)“どーん”、“メリメリメリ”みたいな」
「多くの人の“きゃー”という声と、“救急車救急車”という声がすごい聞こえた」
施設によると、送迎車は“ノンストップ”で衝突。運転していた窪島達郎容疑者(75)が現行犯逮捕されました。窪島容疑者は2年ほど前からドライバーとして勤務していて、当日の健康チェックは問題なかったといいます。
警察は過失運転致死傷の疑いで捜査していて、窪島容疑者の勤務実態や施設による健康管理の状況などとともに、事故の原因を調べています。

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