熱中症で3万4835人を救急搬送、8月では過去3番目の多さ…北日本で大幅に増加

総務省消防庁は22日、熱中症による8月の救急搬送状況(確定値)を発表した。全国の搬送数は前年同月(2万252人)から1・7倍の3万4835人で、統計を取り始めた2008年以降、8月としては3番目の多さとなった。高知県を除く46都道府県で前年を上回り、秋田県で前年の10倍の793人、北海道で9・8倍の1847人となるなど北日本で大幅に増加した。
気象庁によると、8月の平均気温は平年と比べ、北日本で3・9度、東日本で2・1度それぞれ高く、1946年の統計開始以降、8月として最も高かった。
搬送数のうち死者は48人、重症者は768人。年齢別では65歳以上が1万9158人と全体の55%を占めた。

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