酒を飲んで車を運転し、交通事故を2度起こしたうえ、警察に報告せず逃走したとして自称・自営業の男(49)が29日、逮捕されました。
◆酒気帯び運転で事故を起こし逃走した疑い
酒気帯び運転と報告義務違反の疑いで逮捕されたのは、福岡県飯塚市に住む自称・自営業の高下貞臣容疑者です。高下容疑者は19日午前9時半ごろ、飯塚市菰田西で酒を飲んで車を運転し、赤信号で待っていた車に追突。さらに約5分後、飯塚市堀池の住宅敷地内に設置されたガードレールに衝突する事故を起こしたうえ、警察に報告せず逃走した疑いがもたれています。
◆基準値の9倍のアルコール検知
追突された車を運転していた女性がナンバーを一部覚えていたことなどから、高下容疑者の関与が浮上。警察官が高下容疑者の呼気を調べたところ、基準値の9倍を超えるアルコールが検出されたということです。警察によりますと、高下容疑者は酒に酔った状態で仕事に向かい、現場に入れず帰宅中に事故を起こしたということです。
◆容疑を一部否認
取り調べに対し、高下容疑者は「飲酒運転をしているときに事故を起こした。ただ、追突事故は相手も立ち去ったので届け出なかった。衝突事故はまったく分からない」と容疑を一部否認しています。