庁舎内に「盗聴器はなかった」 兵庫県知事と明石市長の電話の内容が泉前市長に漏れた問題めぐり明石市が調査

兵庫県明石市の旧市立図書館の活用をめぐり、兵庫県知事と明石市長が電話で話した内容が泉房穂前明石市長に漏れたとされる問題で、市は庁舎内に「盗聴器はなかった」と発表しました。
9月11日、兵庫県立明石公園にある旧明石市立図書館の活用方針について「知事から明石市にお詫びの電話があった」と泉房穂前明石市長がSNSに投稿しました。
投稿はすぐに削除されましたが、兵庫県は「お詫び」したことを否定した上で、「情報が漏れた経緯を確認する必要がある」などとして、明石市に申し入れ書を提出していました。
その後、明石市は電話をした丸谷市長とその場にいた幹部は「情報を漏らしていない」として、庁舎内に盗聴器があるかどうか調査した結果、盗聴器は見つからず、市から泉前市長に情報を漏らした人はいなかったということです。
5日、丸谷市長は市の総務常任委員会で「泉前市長の投稿は県と一緒に取り組んでいこうとしていた矢先だったので、大変私も迷惑している。毅然と対応していきたい」などと話しています。
市の聞き取りに対し、泉前市長は情報提供を受けたことについて、「先月11日の午前中に複数のメディア関係者から連絡があった」と説明しているということです。

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