立憲議員、肘ついて「何で笑ってんの!ずっと!」と官僚怒鳴りつけ ジャニーズ「当事者の会」会合でハプニング

ジャニーズ事務所をめぐる問題をテーマに立憲民主党が2023年10月4日に国会内で開いたヒアリングで、出席議員が省庁の担当者に声を荒らげる場面があった。
長妻昭衆院議員が質問する途中で、肘をつきながら様子を見ていた鎌田さゆり衆院議員が「何で笑ってんの!ずっと!」と法務省の担当者を非難。担当者は「不愉快な思いをさせてしまったら申し訳ございません」と陳謝し、仕切り役の山井和則衆院議員が「いえいえ、全然…!」と、その場を収めた。立憲が行っているヒアリングの前身にあたる「野党合同ヒアリング」では、出席議員が担当者を厳しく問い詰める場面もあり、一部では「糾弾集会」だという批判も出ていた。
山井氏は終了後に駆け寄って「どうもすみません!全然問題ないですから!」
問題のやり取りは、政府から独立して人権侵害の申し立てを受け、救済に向けて取り組む「国内人権機関」設立の必要性を、立憲議員が主張する中で出た。長妻昭衆院議員が
と政府の対応を問題視。法務省担当者の反応を見て
と続けたところで、鎌田氏が
と怒鳴った。記者席から担当者の表情は確認できていない。担当者が「不愉快な思いをさせてしまったら申し訳ございません」と謝った上で改めて答弁すると、山井氏は「いえいえ、全然…!」と、とりなした。
山井氏は終了後にも担当者のところに駆け寄って「どうもすみません!全然問題ないですから!」と謝っていた。
「当事者の会」メンバー前に5分間の「長妻氏待ち」
ヒアリング自体、長妻氏が定刻の15時から5分ほど遅刻し、「長妻氏待ち」の状態が発生。「ジャニーズ性加害問題当事者の会」代表の平本淳也さん(57)と副代表の石丸志門さん(56)ら出席者が席で待つ中、山井氏が「前説」で時間稼ぎを余儀なくされた。
ヒアリングは生中継を前提に始まったが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元「2世信者」など、プライバシーに配慮が必要な人が出席するようになったことで、立憲は生中継禁止の運用を続けている。そのため、こういったハプニングも有権者に伝わりにくくなっている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする