【物議】“市有地”のタケノコを勝手に販売 擁護する発言が懲罰動議に…江本沼津市議「いくらなんでも荒唐無稽なやり方」

静岡・沼津市 江本浩二市議: 最初から犯罪者呼ばわりじゃないですか。お前は犯罪者だよと。これはいくらなんでも荒唐無稽なやり方じゃないでしょうか。
「めざまし8」のカメラに怒りをぶつけたのは、静岡県沼津市の江本浩二市議。今、その発言が、物議を醸しています。
市有地でタケノコ採って販売か
静岡・沼津市 江本浩二市議: 実は私の農地の中にも市の土地が存在しています。その土地は現在、竹林として管理をして毎年タケノコを掘って利益を得ています。販売しています。
9月の沼津市議会で、「市の土地に生えたタケノコを勝手にとって販売し利益を得ていた」と語ったのです。
発端は、別の市議が『市の土地を勝手に駐車場として貸し出していた』とされる問題。

この市議を擁護する形での発言でした。
これに対し、22人の市議が反発。 「議会の権威と品位を汚した」として、懲罰動議を議長に提出する事態に発展したのです。
発言の真意を聞くため、「めざまし8」は江本市議を取材。問題の土地に同行しました。
ダム建設のために市に売却、ところが…
静岡・沼津市 江本浩二市議: (市が)買って、20年くらいたつんですけれども、市は一切ここに入ってこないんですよね。しかし、なんとかこういう状態になっているのは…、私がここに入って、竹を何百本って今まで伐採してきています。
そこは、きれいに伐採された竹林。 元々 江本市議が所有していたといいますが、約20年前、ダム建設のために市に売却。 ところが、今になってもダムは建設されず、手つかずの状態のため市議が“仕方なく”管理しているというのです。
手を入れていない、別の竹林は…、
静岡・沼津市 江本浩二市議: はい、こんな状態になっています。 地面見えないじゃないですか。ここからもう本当にどんどんどんど竹が出てくるわけ。放置竹林状態です。
竹林は放置すると竹が育って広がり、古い竹が倒れたり、荒れた状態になってしまいます。そのため、管理の一環として市の土地に入り、竹を伐採しているのだと、江本市議は主張しています。
なぜタケノコを勝手に販売?
しかしなぜ、市の土地から掘りだしたタケノコを勝手に販売していたのでしょうか?
静岡・沼津市 江本浩二市議: 販売していたっていうのは、私が議員になる前です。 少なくとも議員になってから、販売していたことは一切無いんですね。
売っていたのは議員になる前のことで、懲罰動議になるほどのことではないと訴えます。
静岡・沼津市 江本浩二市議: お前は犯罪者だよと…。 私、声を大にして言いたいんだけれども、懲罰にした人たちは誰一人としてこの現場に来ていないんです。で、私の話、事情についても一切聞いてないわけです。懲罰というものに当てはめてしまって、私を攻撃する。 これはいくらなんでも荒唐無稽なやり方じゃないでしょうか。
10月11日に行われた懲罰特別委員会では、江本市議が議会で謝罪の言葉を述べる「陳謝処分」とすることが可決。 10月16日の本会議で処分が決定します。
(めざまし8 10月12日放送)

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