1年にわたり「遺産相続」のウソ話?28回振り込ませ355万円をだまし取った疑いで無職の女(77)を逮捕~「だましたことは間違いない」と供述

「遺産相続を受けることができる」などと持ちかけ、約1年間にわたり計355万円をだまし取ったとして、佐賀市に住む無職の女(77)が逮捕された。
◆「相続が終われば多めに返す」として振り込ませたか
佐賀市に住む無職・高岸タカヨ容疑者(77)は、去年7月から今年6月にかけて60代の女性から計355万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれている。警察は高岸容疑者が「遺産相続を受けることができるという話がある」「遺産を受け取るためには、手数料を支払わないと行けない」「遺産相続が終われば、お金を多めに返すのでお金を貸して欲しい」と持ちかけたとみている。こうした話を信じた被害女性は、28回にわたり高岸容疑者名義の口座などに現金を振り込み続けたという。
◆4年前の“借金”も遺産名目の詐欺か
女性が現金を振り込み続けていることを不審に思った家族が警察に相談。事件が発覚した。裏付け捜査の結果、高岸容疑者がだまし取った疑いが強まり、警察は逮捕令状を取り23日朝、自宅で逮捕した。高岸容疑者は「うその話をしてお金をだまし取ったことは間違いありません」と供述し、容疑を認めているという。高岸容疑者は、4年前にも遺産相続名目で別の知人を介して同じ被害女性から140万円を借りており、警察が余罪を捜査している。

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