NHK“局内のトイレでジャニー氏から複数回の性被害”男性の証言を報道

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長の性加害問題をめぐり、NHKは今月9日の報道番組で、およそ20年前、NHKの番組への出演を希望していた男性が、局内のトイレでジャニー喜多川元社長から複数回、性被害に遭ったとの証言を報じました。
NHKによりますと、被害を証言したのは現在30代の男性で、2002年、ジャニーズJr.が出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」への出演を希望し、東京・渋谷にあるNHKの放送センター内でのダンス練習に参加した際、局内の男性用トイレの個室で、5回ほどジャニー喜多川元社長から性被害に遭ったと証言したということです。
NHKは、「放送センター内で深刻な性被害を受けたという男性の証言を重く受け止めています。番組の制作責任を持つNHKとして、看過できない問題であり、今後、出演者の安全や人権を守る取り組みをさらに進めてまいります」とコメントしています。
一方、ジャニーズ事務所は日本テレビの取材に対し、「性加害に関する事実認定は被害者救済委員会などに委ねることとしており、告発者に関する報道内容は弊社として認識していない情報も含まれております」とした上で、今回のNHKの報道を含めて「個別の告発内容についてはコメントを控える」としています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする