不本意なあだ名が原因で転校 名付けた中学教諭「かわいがっているつもりだった」 沖縄

【中部】本島中部の市立中学校で、男子生徒が教諭から不本意なあだ名を付けられて精神的に追い込まれ、今年5月に転校していたことが19日、市教育委員会や保護者への取材で分かった。生徒は転校で小学校から続けていたスポーツの部活動を辞めており、保護者は「これまでの人間関係が途絶え、人生に与えた影響は大きい」と話している。
保護者によると、部活動の試合前に自主的に丸坊主にしていた生徒は、教科担当の教諭から頭が大きなキャラクターのあだ名を付けられたという。生徒はクラスの笑いものにされたと感じ、環境を変えることを希望して転校した。
同教諭は市教委の聞き取りに「悪気はなかった。かわいがっているつもりだったが、申し訳なかった」と不適切な対応を認めたという。学校側や市教委は保護者に謝罪した。
市教委は教諭を口頭訓告とし、学校長へは校内職員に事案の周知や点検を指導・助言した。保護者は「同じような子どもが出ないように真摯(しんし)に考え、市全体で再発防止に取り組んでほしい」と求めた。

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