安倍派、集団指導体制でも「結束維持」…塩谷立会長代理「中心となって岸田政権を支える」

自民党最大派閥の安倍派(100人)は20日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。当面は派閥に会長を置かず、新設する「常任幹事会」による集団指導体制への移行が決まっており、新体制のもとでも結束を維持する方針を確認した。
安倍派の塩谷立会長代理は研修会の冒頭、自身がとりまとめ役となる常任幹事会の人選について「今月末ぐらいに発表したい」と語った。9月に行われる予定の内閣改造・党役員人事までに陣容を固めておきたい考えを示したものだ。塩谷氏は「政治的に厳しい状況の中、中心となって岸田政権を支え、日本の発展につなげていくことが我々の役割だ」とも呼びかけた。
この日の研修会では、選挙プランナーの三浦博史氏らが講演した。安倍派は衆院当選4回以下、参院当選2回以下が半数以上を占め、所属議員の選挙基盤の強化が課題となっている。実践的な選挙戦略を学ぶことで、「個々の議員が持つ力を高める」(幹部)狙いがあるという。

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