山形県戸沢村消防団の男性班長(42)が、消防団の小型ポンプの積載車用と偽って購入したガソリン約120リットル(約2万円相当)を私的流用していたことが7日、村への取材でわかった。
村によると、班長は6~8月、村内のガソリンスタンドで、携行缶で6回にわたって計115・4リットルのガソリンを購入し、自家用車に給油した。消防団での活動用の場合、店から直接村に代金を請求する仕組みで、頻繁に給油に来ることを不審に思った店の関係者が、消防団に相談して発覚した。
班長は村の調査に対し、私的流用を認め、「通勤に使っていた。悪いと分かっていたが、生活が苦しかった」などと話したという。