奈良県が私立高校の授業料を一部公費負担 年間63万円上限、所得制限も 山下知事「理想としては完全無償化がいいが・・・」

奈良県は来年度から、私立高校の授業料について原則として、生徒1人あたり1年で63万円を上限に公費で負担すると発表しました。
山下真知事が18日、定例記者会見で発表したものです。
県内に住む世帯年収910万円未満の世帯が対象で、県内にある私立高校に通う生徒1人に対し、1年で63万円を上限に公費で負担します。
63万円を超える授業料は各世帯の負担になりますが、今年度では県内の私立高校17校のうち11校が、上限以下に収まっているということです。
県内の私立高校の生徒約6000人のうち、7割以上が支援の対象になります。
(山下知事)「理想としては完全無償化がいいと思うんですけど、それは本県の財源をにらみつつ、その都度判断していく」
所得制限を超える世帯でも3人以上の子どもを育てる場合には最大5万9400円が補助されます。

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