【速報】近畿大学が謝罪 剣道部員逮捕 部員暴行受け死亡「ふざけあいエスカレート」

近畿大学の剣道部に所属する21歳の男子大学生が、別の部員に暴行を加えたとして傷害の疑いで逮捕されていたことがわかりました。暴行を受けた部員はその後、死亡しています。近畿大学は18日午後3時に記者会見をはじめました。 傷害の疑いで逮捕されたのは近畿大学の剣道部に所属する男子大学生(21)です。 捜査関係者によりますと、男子大学生は10月5日の未明、東大阪市内の飲食店で部員同士で酒を飲んで店を出た後、同じ学年の部員(21)を殴るなどして頭にけがをさせた疑いが持たれています。 暴行を受けた部員はくも膜下出血で病院に搬送されて、10月16日に死亡したということです。 ▼ふざけあいがエスカレートして「喧嘩のように」 近畿大学によりますと、死亡した男子学生は、法学部3年生で21歳。逮捕された学生も法学部3年生で21歳。会合には、法学部の3年生(21)、2年生(20)、2年生(19)、2年生(19)の計6人がいたということです。 大学の調査では、20歳未満の学生が飲酒していたことも明らかになりました。 学生に聞き取りを行ったところ、同級生の2人は、仲のいい友人同士で、ふざけあいがエスカレートして喧嘩のような状態になったということです。死亡した男子学生が同級生(逮捕された学生)を平手打ちし、追いかけた学生が叩くか押したかしたところ、男子学生が駐輪自転車に倒れこみ、うずくまって動かなくなったことから、同級生が救急通報、救急搬送されたということです。逮捕された同級生の行為と、死亡との因果関係については明らかになっておらず、警察が捜査していると説明をしています。 近畿大学では2017年にも飲酒事故で学生が死亡していました。そのため近大では、新入生に飲酒マナーに関するガイドブックを配布したり、警察の協力のもとで飲酒マナーや、注意喚起に関する講演会を各学部ごとに行っていました。 こうした取り組みの渦中で新たに発生したことに対し、近大は「重く受け止め、事実究明と再発防止に取り組む」としています。

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