東北と東・西日本では6日、前線が通過して雨が降り、東北南部や関東北部、北陸、東海、山陰などで大雨となった。気象庁によると、発達した雨雲が連なる線状降水帯が東海では7日午前まで、伊豆諸島では6日夜から7日午前にかけて発生する可能性がある。同庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
一方、台風13号は沖縄県・南大東島の東海上を北上した。8日から9日にかけて関東か静岡県に接近、上陸して東北へ縦断するか、関東・東北沖を北上するとみられ、警戒が必要。13号は10日午後には東北沖で熱帯低気圧に変わると予想される。
宮城県南三陸町では6日午後2時55分ごろまでの1時間雨量が67.5ミリとなり、この地点の観測史上最多記録を更新した。福井、鳥取、福島各県では同雨量が80~100ミリとの記録的短時間大雨情報が出された。
7日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、伊豆諸島250ミリ、東海150ミリ、東北と関東甲信100ミリ。その後、8日午後6時までの同雨量は、伊豆諸島100~200ミリ、関東甲信100~150ミリ。9日午後6時までの同雨量は、関東甲信と伊豆諸島100~150ミリ。
13号は6日午後3時、南大東島の東約320キロの海上を時速30キロで北東へ進んだ。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートル。南東側220キロ以内と北西側165キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
[時事通信社]