静岡県教育委員会は5日、県内7校に給食を提供する契約を結んだ広島県の業者と連絡が取れなくなり、5校が給食を停止したと発表した。残る2校の提供継続も不透明となっている。
県教委によると、給食の業務を委託していた「ホーユー」(広島市中区)と8月28日から連絡が取れていない。伊豆の国、富士、吉田の特別支援学校3校の給食、富士宮東、沼津工業の高校2校の定時制の夜間給食の提供が9月から順次止まり、弁当の持参に切り替えている。このほか、富士高校の定時制の夜間給食と、焼津水産高校の寄宿舎の朝夕食も提供されなくなる可能性があるという。7校の対象者は約1200人に上る。
県教委は音信不通となったホーユーの動向の確認を続け、6日には弁護士に対応を相談する。県による調理員の直接雇用や仕出し弁当の提供も検討する。