携帯電話に届いた利用料金に関するメッセージに表示された番号に電話をしたところ、インターネット接続事業者の職員を名乗る男から「未納料金がある」などと言われ、新潟県魚沼市に住む80代男性が10万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。
警察によりますと新潟県魚沼市で9月14日、市内に住む80代男性の携帯電話に実在する通信事業者をかたり利用料金に関するメッセージが届きました。男性は表示された番号に電話をかけると、インターネット接続事業者の職員を名乗る男が出て、「1年間の未納料金がある。10万円だ」などと言われたということです。男性は話を信じて、金融機関のATMから10万円を指定された口座に振り込んだということです。
その後、男から電話で「減額保証で返金されるので、別の電話番号に電話してください」などと言われたことから、男性が電話すると別の男が出て「他にも未納料金がある」などと言われました。男性は過去にも特殊詐欺の被害に遭っていて、不審に思った事から家族に相談し警察に届け出たということです。
実在する通信事業者や宅配業者、インターネット通販会社などを騙る不審なメールやメッセージが相次いでいることから、警察は注意を呼び掛けています。