両陛下、海づくり大会に=水産業「発展を期待」―北海道厚岸町

天皇、皇后両陛下は17日午後、北海道厚岸町の厚岸漁港で開かれた第42回全国豊かな海づくり大会に出席された。
天皇陛下は式典で、2021年9月に北海道の太平洋沿岸で発生した赤潮による漁業被害に触れ、関係者の連携による漁場回復に向けた取り組みに「心から敬意を表します」と述べた。その上で「豊かな海づくりに取り組んでいる皆さんのたゆみない努力に深く敬意を表するとともに、今後とも多くの人々によって支えられ、さらに発展していくことを期待いたします」と話した。
両陛下は式典前、出迎えた同町の子どもらと交流。「きょうで6歳」と話した女児に、天皇陛下は「おめでとう」と声を掛けていた。
式典後にはカキ種苗センターなどを視察。幼生から育てる技術の説明を受けた天皇陛下は「研究が進んでいるんですね」と話した。マツカワの稚魚とホッカイエビの稚エビを海に放流する行事にも臨み、同日夜に特別機で帰京した。
[時事通信社]

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