工事現場に侵入したとして米国籍の「迷惑系」ネット配信者、ジョニー・ソマリことイスマエル・ラムジー・カリド容疑者(24)が逮捕された事件で、大阪府警南署は12日、大阪・ミナミの飲食店でも迷惑行為をしたとする威力業務妨害容疑で、カリド容疑者と米国籍の知人男(24)を再逮捕した。同署によると、カリド容疑者は黙秘している。
再逮捕容疑は共謀し9月12日午前1時半ごろ、大阪市中央区道頓堀の牛丼チェーン「すき家道頓堀一丁目店」で、店内の様子をスマートフォンでライブ配信。大音量で音楽を流すなどし、店側に対応を余儀なくさせ、業務を妨害したとしている。
カリド容疑者は、大阪市中央区日本橋のホテル建設予定地に侵入した疑いで9月21日に逮捕された。大阪地検は12日、建造物侵入容疑を処分保留とした。
カリド容疑者は日本国内で迷惑行為を繰り返し、動画でライブ配信。視聴者から収益を得る「迷惑系配信者」として今春から交流サイト(SNS)上で知られていた。